洋服の新しい選択表示の簡単な覚え方!素材チェックでおうちクリーニングも可能?

普段、お洗濯をするとき、洋服についている洗濯表示チェックしていますか?

ニットやレースなどの、デリケート素材を洗濯するときにチェックするという方も多いかも知れませんね。

そんな洗濯表示について、最新情報を含め、調べてみました。

新しい洗濯表示は41種類!

洋服についている洗濯表示が新しくなったのを知っていますか?

これまでは、日本国内独自のマークでしたが、2016年12月から、世界共通のマークになりました。

新しい洗濯表示では、ドラム式洗濯乾燥機による乾燥や、色柄物の漂白に適している「酸素系漂白剤」などの新しい洗濯記号が追加。

さらに、適用温度についての設定も細かくなり、なんと41種類に増えたのです!

41種類もあると、覚えるのが大変そう、と心配になりますよね。

そこで、それぞれのマークについて、特徴を踏まえ、簡単な覚え方をまとめてみました。

⇒ 消費者庁:ビデオ 記号をよく見て 洗濯上手に!新しい洗濯表示の記号

洗濯表示の簡単な覚え方

新しい洗濯表示については、消費者庁からもお知らせが出ています。

MEMO
家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について-衣類等の洗濯表示が変わります-(平成28年11月4日) [PDF:593KB] http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/pdf/laundry_symbols_161104_0001.pdf

ここにも出ている41種類を、「洗濯の仕方」「漂白の仕方」「乾燥の仕方」「アイロンがけについて」「クリーニングについて」の5つの点から分けて覚え方を見てきましょう。

洗濯の仕方

新洗濯表示1

まず、「洗濯の仕方」を表すのは、洗濯おけに水がなみなみ入っているようなマークです。

ここに数字が加わると水温を示し、「水温はその温度を限度として、洗濯機で洗濯ができます」という意味になります。

ここまでが基本です。

 

さらに、洗濯おけマークの下に「棒(─)」が1本加わると、「弱い洗濯ができる」となり、「棒(─)」が2本になると「非常に弱い洗濯ができる」となり、「棒(─)」により洗濯の弱さを示します。

洗濯おけマークの中に「手」が描かれていれば、「水温は40度を限度とし、手洗いができます」という意味になります。

また、洗濯おけ自体にバツがついていれば「家庭での洗濯はできません」という意味になります。

・数字は水温

・「棒(─)」は洗濯の「弱さ」を表す

と覚えると簡単ですね。

漂白の仕方


次に、「漂白の仕方」を表すのは「三角(△)」のマークです。

ただの「三角(△)」であれば、「塩素系、酸素系、どちらの漂白剤も使用できます」という意味になります。

また、この「三角(△)」マークの中に斜線が2本入ると、「酸素系漂白剤は使えるが、塩素系漂白剤は使用禁止」という意味になります。

そして、「三角(△)」マーク自体にバツがついていれば「塩素系、酸素系、どちらの漂白剤も使用禁止」という意味になります。

漂白のマーク
・「三角(△)」マークは漂白のこと

・普通の三角なら塩素系でも酸素系でも漂白オーケー

・三角の中に斜線があったら、色柄物に使える酸素系漂白剤が使用可能

と覚えれば簡単ですね。

乾燥の仕方

「乾燥の仕方」は「四角(□)」マークで示されます。

さらに、この「四角(□)」の中に「丸(○)」が描かれると「タンブル乾燥」についての表示になります。

「タンブル乾燥機」とは、機械の中で洗濯物を回転させながら温風をあてて乾燥する機械のことで、一般的な家庭用洗濯乾燥機や、回転機衣類乾燥機のことです。

なんとなくですが、「四角の中に丸」のマークも、乾燥機の形に似てますよね。

この「四角の中に丸」マークに、「点(・)」が2つついていると、「タンブル乾燥処理ができる(排気温度上限80度)」という意味を表します。

また、「四角の中に丸」マークに「点(・)」が1つだと、「低い温度でのタンブル乾燥処理ができる(排気温度上限60度)」という意味になります。

そして、「四角の中に丸」マーク自体にバツがつくと「タンブル乾燥禁止」という意味になります。

タンブル乾燥については、

漂白のマーク
・「四角に丸マーク」は「タンブル乾燥」のこと

・「点(・)」が2つ付いていれば、高温で乾燥可能、1つなら低温で乾燥可能

と覚えれば、簡単ですね。

そして、「四角(□)」のみのマークで「自然乾燥」についての表示になります。

この「四角」マークに、「縦棒(│)」が1本つくと「つり干しがよい」という意味になります。

そして「縦棒(│)」が2本つくと「ぬれ干しがよい」という意味になります。

棒線が「横棒(─)」1本になると「平干しがよい」という意味になり、その横棒が2本になると「ぬれ平干しがよい」という意味になります。

さらに「四角(□)」マークに斜線が入ると「日陰」を示します。

まとめると次のようになります。

・「四角(□)」マークで自然乾燥の表示

・「棒」の向きが「縦」だと「つり干し」、「横」だと「平干し」

・「棒」の本数が2本になると、洗濯機による脱水などを行わずに干す「ぬれ干し」

・「四角」に斜線が入ると、それらの干し方を「日陰」で行う

アイロンについて

アイロンがけについては、アイロンマークで示します。

アイロンマークの中にも、タンブル乾燥の時と同じように、「点(・)」が入り、そのアイロンの温度の限度を表します。

アイロンマークの中に「点(・)」が3つだと、「上限温度200度まで」。

「点(・)」が2つだと「上限温度150度まで」。

「点(・)」が1つだと「上限温度110度、スチームなし」。

と、なります。

クリーニングについて

クリーニングについては「丸(〇)」マークで示します。

「丸」マークの中に「P」「F」「W」などのアルファベットが入り、ドライクリーニングやウェットクリーニングの種類を表示しています。

これらのマークがあれば、家庭ではお洗濯できない、という意味にもなりますので、ここでは「『丸』マークがあったらクリーニング屋さんへ」と覚えましょう。

新しい洗濯表示の簡単な覚え方 まとめ

新しい洗濯表示について、簡単な覚え方を調べてみました。

  • 洗濯の仕方については、洗濯おけのマーク
  • 漂白は△マーク
  • 乾燥は□マーク
  • アイロンはアイロンマーク
  • クリーニングが必要なものは〇マーク

と、シンプルに区分けされていることが分かりました。

新しい洗濯表示は41種類もあると知った時は、覚えるのが大変だと思いましたが、ルール分けで簡単な覚え方をマスターすれば、分かりやすいものですね。

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