普段よく口にする「祝日」と「祭日」。
この二つの言葉に違いはあるんでしょうか?
「祝日」と「祭日」の意味と使い方を調べてみました。
祝日と祭日はどう違うの?
「祝祭日」なんて、まとめる場合もありますよね。
二つの言葉が並べて使われるという事は、意味が違うはず。
では、どう違うのでしょうか?
・祝日
「祝日法」という法律で決められた休日で、何かの記念日であることが多いですね。
最近作られた「海の日」「山の日」などもこれに当たります。
・祭日
皇室で宮中祭祀を行う日。祭祀とは、簡単に言えば宗教的な儀式です。
昔は「祝日」と「祭日」の違いがありました。
しかし、実を言うと、休みをさす「祭日」は、今はありません。
昭和23年に施行された「祝日法」で、すべて「祝日」とされたからです。
この法律、正しくは「国民の祝日に関する法律」と言います。
休みじゃない祭日?
先に述べたように、「祭日」というのは、皇室の宮中祭祀を行う日です。
宮中祭祀は、主要な物だけで20近くもあります。
「え?祝日より多いじゃない?」と思いますよね。
そう、祭日=祝日と言う訳ではありません。
祭日の中のいくつかが、国民も一緒に祝う日として「祝日」になったのです。
・元日(歳旦祭)
・建国記念の日(紀元節祭)
・春分の日(春季皇霊祭、春季神殿祭)
・秋分の日(秋季皇霊祭、秋季神殿祭)
・勤労感謝の日(新嘗祭)
・天皇誕生日(天長祭)
かっこの中はそれぞれ宮中で行われる祭祀の名前です。
この日が以前「祭日」と呼ばれていた祝日です。
ハッピーマンデーと国民の祝日
平成10年に祝日法の改正があって、「ハッピーマンデー」が登場しました。
企業や学校の週休2日制が普及してきたのに合わせて、連休を増やすのが目的です。
連休が増えれば旅行やレジャーに行く人も増えますね。
その経済効果も狙いだったようです。
この改正で
- 「成人の日」が1月15日から1月の第2月曜日に
- 「体育の日」が10月10日から10月の第2月曜に
また、平成13年には
- 「海の日」が7月20日から7月の第3月曜日に
- 「敬老の日」が9月15日から9月の第3月曜日に
連休が増えるのは、遊び盛りの人にはうれしい事でしょうね。
しかし、お金がない人にはあまり意味がないのでは?と思います。
子供に「どこかに連れて行って!」と」せがまれる親の世代にはプレッシャーのようです。
「国民の休日」って知っていますか?
祝日法では、祝日以外に「振替休日」と「国民の休日」が定められています。
「振替休日」は、祝日が日曜日と重なった時の振り替えですね。
では「国民の休日」って?
祝日と祝日に挟まれた平日の事です。
2007年までは5月4日がこれに当たっていました。これも連休を増やすのが狙いです。
現在は「みどりの日」という祝日になっています。
でも、「国民の休日」はまだ消えてはいないんです。
「ハッピーマンデー」の登場により、9月にも「国民の休日」が!
思い出してくださいね、「敬老の日」は9月の第3月曜日。9月21日になる可能性があります。
9月23日が「秋分の日」だったら、22日は「国民の休日」になりますね。
“だったら“というのは、「秋分の日」は固定ではないからです。
「秋分の日」は、年により9月22日~24日のどれかになります。
元々5月の飛び石連休を解消するためにできた「国民の休日」。
これに当たる日が9月にもあるとは考えられていませんでした。
2009年と2015年に、9月22日が「国民の休日」になりました。
近い将来では2026年9月22日が「国民の休日」になると予測されています。
前年にきちんと計算して「秋分の日」を決めるので、それまでははっきりしないようですが。
祝祭日まとめ
「祝日」「祭日」にはいろいろな意味と歴史があったんですね。
2020年限定で東京オリンピックで休日の移動が考えられていますね。
気が向いたら「祝日法」についても考えてみてください。
それぞれの祝日に込められた、歴史と日本人の思いが見えてきますよ。
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