働く女性にとって欠かせないストッキング。
外出先で伝線してしまうと、本当に困りますよね。
毎日使うものだからこそ、できれば長く使いたい。
ストッキングの伝線防止の方法や、伝線した時の対処法を調べてみました。
目次
ストッキングの伝線防止方法
ストッキングの伝線防止にはどのような方法があるのでしょうか。
インターネット上では、様々な方法が出ています。
それらも合わせて見てみましょう。
洗濯の仕方、干し方、しまい方
まず、基本となる日ごろのお手入れから。
ストッキングの生地は、とても細いポリウレタンとナイロンでできた繊細なもの。
メーカーでは、お洗濯の際には手洗いするよう勧めているほどです。
洗う時、干す時のポイント
しかし、毎日手洗いというのも面倒ですよね。
その場合は、洗濯ネットに入れて洗濯するようにしましょう。
洗濯ネットに入れることで、他の洗濯物と絡まることなく洗うことができます。
干す時は陰干しがおすすめです。
陰干しといっても、難しいことではなく、室内に干せば大丈夫です。
きちんとしわを伸ばし、ストッキングの繊維をまっすぐにするように干すといいでしょう。
しまう時のポイント
繊細なストッキングの中でも、脚の部分は最も生地が薄く弱い部分です。
しまう時には、左右の脚を重ねてつま先からくるくる丸めていき、お尻にあたる部分をひっくり返して全体をくるむようにします。
そうすると、比較的生地の厚いお尻部分が外側にくるので、ストッキングを取り出す時に、うっかり爪をひっかけても、脚の部分の伝線を防げるのです。
それだけでなく、一足一足をまとめてしまえるので、ストッキング同士がからまることもありません。
手や足のお手入れ
ストッキングの伝線防止のためには、手や足のお手入れも大切です。
ストッキングを履くときに、手や足の爪がひっかかって伝線した経験はありませんか?
そのようなことを防ぐためにも、日ごろから、手や足の爪は短くし、爪やすりでなめらかにしておきましょう。
また、かかとのがさがさに引っかかって、ストッキングが伝線することもあります。
かかとは保湿し、がさがさにならないようにお手入れするといいでしょう。
伝線防止の履き方
ストッキングの伝線防止には、履き方にもコツがあります。
ストッキングを、ズボンを履くように片足ずつ履いていませんか?
実は、その履き方は間違い。
片足ずつ履こうとすると、ストッキングの脚の部分がよれたり、伸びたりしてしまうのです。
1. ストッキングを履くときは、まず、お尻部分からつま先部分に向かって生地を寄せましょう。
2. そして、両足のつま先を入れ、ストッキングを左右交互に少しずつ引き上げながら、両足同じペースで履くようにします。
3. 最後に、お尻部分を引き上げる時は、手でつかんで引き上げるのではなく、手のひらを広げ、身体にあてるようにしてストッキングの中に入れ、手の甲で生地を伸ばすように引き上げましょう。
このようにすると、デリケートな生地の部分に爪があたるリスクが減り、よりきれいに、伝線することなく履くことができますよ。
「冷凍庫で凍らせる」は都市伝説!
ところで、ストッキングの伝線防止について調べていると、「冷凍庫で凍らせると伝線を防ぐことができる」という情報を多く見かけました。
「冷凍庫で冷やすことによって、ストッキングの繊維が縮み、密度が濃くなって丈夫になる」という理由も挙げられています。
しかし、これは都市伝説です!
なんとももっともらしい理由もあるので、本当かな、と思いましたが、よく考えればストッキングはとてもデリケートな繊維。
極端な低温にも、高温にも弱いのです。
したがって、冷凍庫で凍らせてしまうと、ストッキングに使われているポリウレタンとナイロンの繊維が劣化してしまう恐れがあります。
あまりお勧めできない方法の一つです。
「酢水に漬ける」も都市伝説!
似たような情報で「酢水に漬けるとストッキングが長持ちする」というものもありました。
これには「酢水に漬けることで、ストッキングの繊維に弾力が生まれ、伝線しにくくなる」という理由が挙げられています。
しかし、これも都市伝説。
冷凍する説の時にもあったように、ストッキングはとても繊細な繊維で編まれた物です。
その繊維に使われているポリウレタンとナイロンは、強い酸にも弱いのです。
酢につけることで、ストッキングの繊維が傷む可能性があります。
ですので、この方法もお勧めできません。
ストッキングが伝線してしまったら
もしも外出先でストッキングが伝線してしまったら。
そんな時の対処法を見てみましょう。
透明のマニキュアを使う
まずは、透明のマニキュアを使う方法です。
伝線している部分に透明のマニキュアを塗るだけで、それ以上伝線が広がるのを防ぐことができます。
固めるヘアスプレーを使う
固めるタイプのヘアスプレーでも対処できます。
マニキュアと同じように、伝線した部分にヘアスプレーを吹き付けるだけ。
ハードタイプのヘアスプレーの方が、より効果があります。
液体のりを使う
外出先や職場で、マニキュアもヘアスプレーも手元にない!という時には、液体のりがおすすめです。
マニキュアより強度は落ちますが、伝線部分に塗れば、それ以上の伝線を防ぐことができます。
液体のりは乾くのに時間がかかりますが、デスクですぐに対処できるので、覚えておくと便利ですね。
ストッキングの伝線防止方法、伝線したときの対処法 まとめ
ストッキングの伝線防止には、日ごろのお手入れが大切だということが分かりました。
それは、ストッキングがとても繊細な繊維で編まれた生地だからです。
また、履くときに伝線させないためには、普段から手や足のお手入れも大切です。
そして、履き方にもコツがありました。
うっかり伝線したときには、マニキュアやヘアスプレー、液体のりが活躍します。
日ごろのお手入れと、応急処置を覚えて、ストッキングを少しでも長く快適に履きたいですね。
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