2018年十五夜はいつある?食べ物や意味・楽しみ方は?

十五夜はいつでしょう

「十五夜」「お月見」という言葉は誰でも知っていますよね。

昔は当たり前だったお月見の行事は、現在やっている人は少ないのでは?

童謡にも歌われている十五夜の楽しみ方を再確認してみましょう。

十五夜の由来 2018年はいつ?

十五夜は旧暦の8月15日をさします。

別名「中秋の名月」とも言います。

旧暦では、7月~9月が秋でした。

従って8月は秋の真ん中、「中秋」と呼ばれます。

 

本来「十五夜」とは15日の夜という意味で、毎月あります。

旧暦は月の満ち欠けで日付を決めていました。

新月から始まって、徐々に月が満ちていき、満月になったらまた欠けて行く。

その周期がおおよそ28日から30日です。

1ヶ月の真ん中、15日の夜は、毎月満月になります。

厳密に言うと月の満ち欠けの周期は1ヶ月の日数ときっかり同じではありません。

なので、チョットずれたりもしますが。

8月15日だけを十五夜と呼ぶ理由

ではなぜ、旧暦の8月15日だけを「十五夜」と呼ぶようになったのでしょうか?

満月は毎月あるけれど、お月見をするのに一番いい気候はやはり秋でしょう。

 

気温は暑からず寒からず、空気も澄んで、月もくっきり見えます。

ということで、8月15日の夜を十五夜と呼び、月見を楽しむようになりました。

お月見の風習は、もともと日本にはありませんでした。

平安時代に中国から伝わってきたんですね。

その頃は、お月見は貴族の間で流行った行事で、庶民には関係なかったようです。

今年の十五夜は?満月ではない?

十五夜とススキ

2018年は9月24日が十五夜です。

残念ながら今年の十五夜は満月ではありません。

翌日、9月25日が満月です。

先ほども書きましたが、月の満ち欠けと1ヶ月の日数はきっちり同じではありません。

旧暦でも、十五夜が満月であるとは限りませんでした。

満月ではなくても、月が美しければ良いのでしょう。

 

十五夜の次の日は何と呼ぶ?

ちなみに、十五夜の次の日は十六夜(いざよい)と言います。

十五夜と同じように、月を眺めるのに良い日です。

 

お月見の行事 お供え物や食べ物は?

十五夜のお月見は、その年の収穫を感謝する行事でもあります。

お月見と言えば、ススキとお団子。

このお供え物にはどんな意味があるのでしょうか?

すすき

十五夜とすすき

すすきはイネ科の植物。

ちょうど十五夜の頃、枯れて穂がたれさがります。

その姿が稲のように見えるので、稲の代わりに飾られました。

実際に、稲を飾る地方もあります。

また、すすきは魔除けにもなると言われています。

 

月見団子

十五夜はいつ?

三方やお皿に、白くて丸いお団子を盛ってお供えしますね。

お団子は、上新粉などで作ります。

数は地方や年により、12個、13個、15個と変わります。

日本でまだお月見の行事がなかった頃、秋に収穫を感謝して、里芋をお供えする風習がありました。

その名残がお月見団子になりました。

また、お月様になぞらえて、白くて丸い物をお供えする、という説もあります。

このお団子は、お月見が終わった後食べましょう。

健康で幸せになれるそうですよ。

 

きぬかつぎを食べるという家も多く見受けられます。

「きぬかつぎ」とは、小さい里芋を蒸したものです。

手で皮をむいて、塩などを付けて食べるというシンプルなものです。

里芋をお供えしていたころの名残でしょう。

 

お月見の楽しみ方

お月見って、何をすれば良いのでしょうか?

お酒でも飲みながら、月を眺めるのはなんとも風流です。

でも、ただ月をじーっと眺めるだけ?

それではあまり面白くありませんよね。

昔の人は、こんな風に楽しんでいました。

船で観月

平安貴族は川に浮かべた船の上で月見をしていました。

直接見るのは勿論ですが、水面に映った月を眺めて楽しんだそうです。

管弦楽を奏でたり、和歌を詠んだりもしていました。

今の時代にはなかなかできない、風雅な遊びです。

盃に映して

お酒を注いだ盃に月を映して鑑賞しました。

昔は夜が暗かったので、こんなこともできたのでしょうね。

無月・雨月

「無月」とは雲に隠れて見えないのこと、雨で見えないときは「雨月」といいます。

どちらも月は見えないのですが、雲の隙間から漏れてくる月明かりや、うっすらと見える月を楽しみます。

全く見えないときでも、雲の向こうに月の存在を感じながら心で鑑賞します。

これぞ風流の極ではないでしょうか。

お月見泥棒

お供え物を子供たちが盗む、という風習です。

ハロウィンみたいな感じでしょうか?

お供え物を盗まれた家は、縁起が良い・幸せになれる、といって喜ぶそうです。

この風習は、北関東、中部、関西、九州、沖縄など、かなり広い地域で見られます。

どこもごく一部ですが。

今も続いている地区もあります。

その他、海外でもお月見の楽しみ方は色々あるようです。

秋にお月見を楽しむ風習は、アジア各地にあります。

中国

十五夜と月餅

十五夜のお月見は、中国が起源です。

「中秋節」という祝日のことで、月餅を食べながら月見をする習慣です。

日本では中華街のお土産というと、この月餅を思い浮かべますが、中国ではこの時期くらいしか月餅を食べないそうです。

この時期に、お互いに月餅を贈り合うので、食べ飽きてしまうということもあるようです。

香港

十五夜はいつ?香港

家の前や公園に灯籠を下げ、月餅や里芋を食べてお祝いをします。

中秋は、家族が集まって食事をし、一緒に祝う日です。

香港では正月の次に大事なイベントなんだそうです。

ベトナム

十五夜とベトナム

ベトナムでは、中秋は子供たちの幸せと成長を願う行事です。

獅子舞が家々を回り、その家の幸運を祈って踊ります。

ベトナムでも、月餅が食べられています。

十五夜 まとめ

十五夜は、ただ月を眺めるだけではありません。

例えば、お財布を月にかざすと金運アップ!などは最近の習慣?でしょうか?

それも楽しみ方のひとつですね。

自然の恵みに感謝しつつ、秋の夜長を静かに過ごしてみるのもいいかもしれません。

 

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