普段、道路を走っている車のナンバープレートに注目したことはありますか?
よく見ると、白や緑など、色々な色のナンバープレートがありますよね。
ナンバープレートには、どんな色があって、それぞれどのような意味があるのでしょうか。
調べてみました。
目次
ナンバープレート 何種類ある?
ナンバープレートは、何種類あるのでしょうか。
まず、ナンバープレートの正式名称から3つに分かれます。
・自動車番号登録標
これは、「登録自動車」に取り付けられるナンバープレートの正式名称です。
・車両番号標
これは、軽自動車やバイクなど、「登録自動車以外の自動車」に取り付けられる、ナンバープレートの正式名称です。
・標識
これは、原付バイクや、小型特殊自動車などに取り付けられるナンバープレートの正式名称です。
この分類から見ると、その自動車が「登録自動車」なのかそうでないのか、といった種類で分けられていることが分かります。
「登録自動車」とは、いわゆる、「普通自動車」と呼ばれ、家や土地と同じ「財産」として、1台1台国に登録されます。
一方、それ以外の車は「届出車」と言われ、「車を使用しますよ」という「届出」を提出するのみとなっています。
「届出車」には「軽自動車」や「原付バイク」などが入ります。
このような登録の違いが、ナンバープレートの違いに関係するのです。
さらに、自動車が、「自家用自動車」か「事業用自動車」か、によって、ナンバープレートの種類は分けられます。
「自家用自動車」とは、プライベートで使う車、という意味です。
「事業用自動車」とは、その車を使って仕事をしますよ、という意味です。
つまり、その車を使って利益を得るかどうか、という違いです。
ここまでで、大きく分けて、ナンバープレートは6種類ある、ということが分かりますね。
ナンバープレートの色と意味
ぱっと見て分かりやすい「ナンバープレートの色」と、それぞれの意味について、今度は調べてみました。
白色のナンバープレート
まず、一番よく見かけるのが、この「白色のナンバープレート」です。
これは、「登録自動車」で、「自家用自動車」として使用する自動車につけられるものです。
緑色のナンバープレート
白色のナンバープレートとは逆の色の配置になっているのが、緑色のナンバープレートです。
これは、「登録自動車」で、「事業用自動車」として使用する自動車につけられるものです。
時々「白タク」という言葉を聞きますが、これは、本来「事業用」として登録しなければならないタクシーが、自家用自動車と同じ白いナンバープレートを付けて営業している状態を示します。
「自家用」か「事業用」かは、その自動車で利益を得るかどうか、の違いですから、「自家用車」用の白いナンバープレートを付けて、お客さんを乗せてお金をもらうのは違法、ということで、厳しくチェックされているのです。
黄色のナンバープレート
次に、よく見かけるのが黄色のナンバープレートです。
これは、軽自動車につけられるものです。
ナンバープレートの大きさも、普通自動車用と比べて少し小さくなっています。
また、白いナンバープレートには「封かん」と言われるキャップのようなものが付きますが、この黄色いナンバープレートにはそれが付きません。
黒色のナンバープレート
黄色のナンバープレートとは逆の色の配置になっているのが、黒色のナンバープレートです。
これは、「軽自動車」で、「事業用自動車」として使用する自動車につけられるものです。
ナンバープレートの大きさも、「普通自動車」の「事業用」に使われる緑色のナンバープレートと比べて、少し小さくなっています。
図柄入りのナンバープレートとは
さらに、最近少しずつ見かけるようになってきたのが「図柄入りのナンバープレート」です。
「図柄入りナンバープレート」とは、ナンバープレートの数字の背景に、イラストや模様が描かれたものです。
最近出たものでは、2019年に日本で開催される「ラグビーワールドカップ」を応援するためのものや、2020年に開催される「東京オリンピック」を応援するためのものがあります。
そのほか、各地域独自の図柄が入った「ご当地ナンバー」というものもあり、昨年までに41の地域で作られました。
人とはちょっと違ったナンバープレートを付けたいという方や、ラグビーワールドカップ、東京オリンピック開催へのお手伝いになれば、という方に人気です。
ナンバープレートの種類と色、それぞれの意味の違い まとめ
自動車に付けられるナンバープレートは、その自動車が「登録自動車」なのか、「軽自動車」なのか「原付バイク」や「小型特殊車」なのかといった登録の違いから分けられることが分かりました。
さらに、その自動車で利益を得るかどうかという「自家用車」「事業用車」の違いでも、分類されます。
それぞれ、白色、緑色、黄色、黒色と、ぱっと見分けやすい色のナンバープレートにすることで、ちゃんとルールを守って登録された車なのかが、一目でわかるようになっているのですね。
さらに、ラグビーワールドカップや東京オリンピックを応援するための、図柄入りナンバープレートや、ご当地ナンバープレートも登場していることが分かりました。
こうして調べてみると、身近な自動車ではありますが、様々なナンバープレートの種類があるのだなということが分かりますね。
コメントを残す