赤ちゃんを育てているお母さんにとって、赤ちゃんっていつから歯磨きを始めたらいいのか疑問に思われている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな疑問を解消して行きましょう。
目次
赤ちゃんに歯磨きは本当に必要?
まず、赤ちゃんにとって歯磨きは本当に必要なんでしょうか。
必要ならいつからなのでしょうか。
また、回数は?歯ブラシは?といった疑問が出てきますよね。
歯磨きは少しずつ慣らして行きましょう
歯磨きは歯が生えて来てからで構わないのです。
しかし、歯磨きをするということに慣らしておく必要はあります。
歯が生える前から準備をしておくことが歯磨き進めて行く上で大切です。
方法は、難しく考えず、オッパイやミルクをあげた後にお母さんやお父さんの指に湿らせたガーゼを巻き、優しく触れるだけです。
ガーゼで口の中をキレイにすることによって赤ちゃんは口に触られることや、物が入ってくることに少しずつ慣れて行きます。
そうすることで、歯が生えてきて歯磨きが必要になった場合、すんなりと受け入れてくれるはずです。
歯磨きをするときはガーゼで磨くのがオススメ
まずはお口を清潔に
赤ちゃんの歯が生え始める時期はかなり個人差がありますが、生後6、7ヶ月くらいの頃に下の前歯が生えてくる子が多いのではないでしょうか。
そして、オッパイやミルクに加えて、離乳食を始めるお母さんが多いですよね。
だからといって、いきなり歯ブラシを使う必要はありません。
歯が生える前と同じようにガーゼを使うことをオススメします。
歯が生え始めたときの歯磨き方法
離乳食を始め、歯が生えてきたら気になるのが虫歯ですよね。
歯ブラシを使いたくなりますよね。
しかし、離乳食を食べ始めたからといって慌てて歯ブラシを使わなくてもOK。
唾液が赤ちゃんの生え始めの歯をしっかりと守ってくれています。
そのため歯が生えてないときと同じように湿らせたガーゼで優しく拭ってあげるだけで十分です。
歯磨きをガーゼでする目的と効果
では、なぜ赤ちゃんの歯磨きにガーゼを使用するのがよいかを紹介して行きます。
口の中を清潔に保つことが出来る
赤ちゃんはもともと唾液の量が多く、唾液は赤ちゃんの歯を守ってくれる役目があるため、生え始めの歯が虫歯になることはほとんどありません。
ですので、まず最初はミルクのかすや離乳食の残りなどを優しく拭い、口の中を清潔にしてあげることです。
歯ブラシでの歯磨きに移行しやすい
歯磨きをしようといきなり歯ブラシを使うと、赤ちゃんの口はとても柔らかく、敏感なため痛みや恐怖を感じてしまい、歯磨きが嫌いになってしまうかもしれません。
そのため、まずはガーゼで慣らして行くのが効果的です。
赤ちゃんを膝の上に仰向けに寝かして、スキンシップをとりながら、優しく濡らしたガーゼで口の周りや口の中をキレイにしてあげることが大切です。
そうして行くことで、歯ブラシでの歯磨きにスムーズに移行することが出来ます。
ガーゼ磨きの使用時期と回数
上下の前歯が生え揃ったら本格的なケアが必要になります。
回数にこだわる必要は特にありませんが、目安として、授乳後、離乳食後や就寝前にガーゼ磨きをし、赤ちゃんのお口の中を清潔にしましょう。
あくまで無理のない範囲で構わないのです。
もし、ガーゼ磨きを嫌がった場合
基本はお母さんやお父さんの膝の上に仰向けに寝かして磨きます。
しかし、赤ちゃんがガーゼ磨きを嫌がったら、授乳のときのような体勢で抱っこを してあげたり、縦抱きなど赤ちゃんが好む姿勢で磨いてあげます。
そして、たくさん褒めてあげることが大切です。
また、歌いながら磨いてあげるのもオススメです。
何でもよいのですが、テレビで歌われている歯磨きの歌などが馴染みがあり効果的です。
歌を歌いながら歯磨きをすることで、赤ちゃんも歯磨きの時間なのだと認識し、歯磨きは楽しく、気持ちのよいことだと思うようになります。
しかしながら、どうしても赤ちゃんが拒否した場合、無理矢理磨く必要はありません。
まずは、慣らすとこが大事です。
無理矢理してしまうと、歯磨きが嫌になってしまいます。
⇒ 歯磨きのうた
歯磨きガーゼの種類
赤ちゃんの歯磨きに使用するガーゼは蛍光剤や消毒薬などが使われていない、綿100%のガーゼを使用します。
ガーゼを洗濯して繰り返し使っているお母さんやお父さんも多いでしょうが、衛生面や安全性を考えると使い捨ての物を使用してください。
また、個包装になった歯磨きシートなども市販されています。
赤ちゃんに歯磨きをするときに歯ブラシを使い始めのはいつから
ガーゼ磨きにも慣れ、歯が生え揃い始めたら徐々に歯ブラシでの歯磨きに移行して行きます。
歯ブラシに移る時期
ガーゼ磨きから歯ブラシに移行するには、お子さんの様子を見ながら進めて行きます。
ガーゼ磨きに慣れて、奥歯が生えてきてたらここで、やっと歯ブラシの出番です。
長かったですね。
歯ブラシは赤ちゃんが自分で使うものと、お母さんやお父さんが仕上げ磨きをするための歯ブラシ、二本用意して下さい。
まずは歯ブラシに慣れること
まずは、乳児用の小さな歯ブラシで、ちょこっと歯に触れる事から始めます。
いきなり歯ブラシでキレイにしようとする必要はありません。
歯ブラシの刺激に慣れるための大切な期間です。
歯ブラシで歯磨きをする方法
基本的にガーゼ磨きのときの体勢と変わりません。
- ヒザの上にあお向けに寝かせます
- 歯ブラシ(ヘッドが丸く乳児用)をペンを持つように軽く握ります
- 反対の手の指でお子さんのくちびるを優しくめくります
- 赤ちゃんの頭を固定し、歯ブラシのヘッドの先だけを歯に当てます
- 歯の前後や横を小さく動かすように磨きます
回数にはこだわらない
ガーゼ磨きと同様に最初から回数にこだわる必要は全くありません。
一日に一回でもできていれば大丈夫です。
赤ちゃんの機嫌のいいときや、母さんやお父さんに時間や気持ち的な余裕のあるときに歯磨きをしてあげてください。
特に就寝前に歯磨きをすることをオススメ
寝ているときは唾液の量も減り、虫歯菌が増殖しやすくなっていますし、お母さんやお父さんも比較的に余裕があるのではないでしょうか。
歯ブラシに慣れてきて徐々に毎食後に歯磨きをする習慣をつけるようにして 行けば充分です。
ゆっくり赤ちゃんのペースで歯磨きができればいいのです。
赤ちゃんが自分から歯ブラシに興味を持ったら
歯ブラシでの歯磨きをして行くうちに、赤ちゃんが歯ブラシに興味を示す場合があります。
そんなときには、ぜひ、積極的に歯ブラシを赤ちゃんに持たせてあげてください。
このときに、赤ちゃんに持たせる歯ブラシは赤ちゃん専用のものを持たせてあげてください。
また、握りやすく喉をつかないようストッパーが付たものシリコン性のものもあります。
危険を防ぐためにも、立ったまま歯ブラシを持たせたり、お母さんやお父さんのいない所で歯磨きをさせるのは絶対にしないでください。
必ずお母さんやお父さんが仕上げ磨きをしてください。
いつから歯磨き粉は使い始めるの
歯磨きを進めて行く上で歯磨き粉はいつから使い始めるのだろうといった疑問ももちろんありますよね。
実際、いつから歯磨き粉を使い始めるの でしょうか。
うがいができるようになったら歯磨き粉を使う
1歳半~2歳くらいになったら、うがいの練習をします。
一人で上手く、がらがら、ぶくぶく、ぺっとできるようになったら、歯磨き粉デビューです。
なぜこの手順を踏むのかというと、歯みがき粉を使った後に自分で上手く吐き出せるようになるためです。
歯磨き粉は赤ちゃん専用の物を
一般的な歯磨き粉には研磨剤や発泡剤、殺菌剤、防腐剤、界面活性剤が配合されています。
生えてきたばかりの赤ちゃんの歯には、上記のような成分は必要がありません。
逆に、上記のような一般的な歯磨き粉はメントールなどの味もし、赤ちゃんにとって刺激が刺激が強すぎます。
赤ちゃんの歯みがき粉には研磨剤や発泡剤、殺菌剤、防腐剤、界面活性剤が配合されていない歯磨き粉は赤ちゃん専用の物を選んで下さい。
嫌がる赤ちゃんに歯磨きをするには
いくら歯磨きを進めて行っても嫌がる赤ちゃんももちろんいます。
赤ちゃんが歯磨きを嫌がる原因
歯ブラシでゴシゴシと強く磨いてしまっていたり、痛い思いをしてしまうと、歯磨きに対する嫌悪感を抱いてしまいます。
虫歯を気にするあまり嫌がる赤ちゃんに無理矢理歯磨きをしてしまうのは、歯磨きを嫌いになる原因を作ってしまいます。
焦らず、歯みがきの習慣をつけてあげることが大切です。
また、赤ちゃんが好きな色やキャラクターが書かれた歯ブラシを選んでみてください。
歯磨き粉を使うようになったら、赤ちゃんが好むフレーバーがついている歯磨き粉を選ぶのもよいです。
赤ちゃんの歯磨きはいつから始める? 歯を磨くコツ まとめ
まずはガーゼで赤ちゃんの口の中を清潔にしてあげることです。
慣れて行くまで無理せず、赤ちゃんのペースに合わせて歯磨きを進めて行ってください。
無理矢理してしまうと、逆効果になりかねません。
赤ちゃんの時期には、歯磨きをする事よりも歯磨きの習慣を身につけ、歯磨きは気持ちよく、楽しい物だと認識してもらうことです。
お母さんやお父さんが、焦らずゆっくりして行くことが大切で、充分にスキンシップを取りながら進めて行ってください。
お母さんやお父さんの膝の上に寝かせてあげるだけでも充分にスキンシップが取れていますが、歯磨き中に声をかけてあげたり、歌を歌ってあげるとより赤ちゃんにとっては効果的です。
赤ちゃんとお母さんやお父さんと触れ合いながら歯磨きをすることが、一番大事です。
そして、たくさん褒めてあげてください。
スキンシップや褒めてあげることにより、赤ちゃんにとっても、お母さんやお父さんにとっても歯磨きが楽しい物になります。
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