ビスケットとサブレとクッキー、クラッカーの違いとカロリーは?太りやすいのはどれ?

ビスケット

ティータイムに欠かせないのが、甘いものですよね。

色んなメーカーからビスケット、クッキー、サブレにクラッカーとたくさんでていて、ついつい食べ過ぎてしまったりしちゃいますよね。

ビスケット、クッキー、サブレとクラッカーって、見た目や味が似ていてどう違うのか、正式に区別されているのか疑問に思いませんか?

そこで、ビスケット、サブレ、クッキー、クラッカーの違いや特徴を調べてみました。

ビスケットとクッキーとサブレ、クラッカーは違うもの?

サブレ

私たちが昔から聞きなれているのは、クッキーやビスケット、クラッカーで、サブレという名前は比較的、最近聞くようになったような気もしますが、いかかでしょうか。

クッキーだと思っていたら、「サブレ」とパッケージには書かれていたりします。

それほど私たちには見た目では違いがわからないものなんですね。

実はビスケットとクッキーとサブレ、クラッカーにはきちんとした違いがあり、基準にもとづいて商品名がつけられているのです。

ビスケットとクッキーとサブレ、クラッカーの違いと特徴

ざっくり言ってしまえば、小麦粉とバターなどを混ぜて焼いた「焼き菓子」のこと。

違いがあるというので、早速その基準や違い、特徴をみてみましょう。

ビスケットとは

ビスケット

ビスケット元々は、イギリスのお菓子です。

ビスケットは、小麦粉に砂糖、バター、牛乳を入れ、生地を作ります。

その生地をよく練り、焼いてできるのがビスケット。焼き上がりは、軽めな食感でサクッとしています。

そして、原材料の糖分と脂肪分の配分割合が40%以下で、甘みが弱めなのが特徴です。

ビスケットは、見た目は型抜きを使って作られたものが多いため、キレイに見えます。

このビスケットというのは、実は、フランスのビスキュイというものからきています。

ビスキュイの意味には、「2回焼く」というような意味があります。

元々、ビスキュイは一回焼いたパンの水分を飛ばして保存期間を長くするのために、もう一回焼いたものです。

ビスケットは、幕末にはオランダから「ビスカウト」という名前で日本に伝わっていて、クッキーよりも前から携帯食として食べられていました。

実は、小麦粉を使ったお菓子のことを全て「ビスキュイ」といいます。

クッキーとは

クッキー

クッキーとは、戦後にアメリカから伝わってきたお菓子です。

クッキーは、小麦粉、砂糖、バター、たまご、牛乳などを入れて生地を作ります。

生地をよく練って焼き、食べたときの食感はサックリとしています。

クッキーの起源は、ヨーロッパからアメリカへ移民した人たちがそれぞれに作っていた小麦粉を使って作っていた焼き菓子の総称です。

また、オランダ語の小さな焼き菓子という意味の「クォケ」が、クッキーという名前の元になったともいわれています。

クッキーの特徴は、見た目は手作り風で、原材料の糖分と脂肪分の配分割合が40%以上含まれていて、甘みが強いということが挙げられます。

サブレ

サブレ

サブレは小麦粉を使ったお菓子である、ビスケットやクッキーの2倍以上ものバターが使われている焼き菓子のことをいいます。

そのため、サブレはクッキーやビスケットよりも、サックサックの食感で、バターの風味がより感じられる焼き菓子です。

サブレは、ビスケットやクッキーを作りで生地に入れられる「ベーキングパウダー」が入っていません。

サブレの名前の由来は、諸説あります。

フランスのノルマンディー地方の都名からとったという説と、バターがたっぷり入った焼き菓子を作ったのが「サブレ侯爵夫人」だったからといったもの、そして、食感のサックサックてした感じを表したフランス語が「サブレ」=砂糖でおおわれた、という説があります。

 

クラッカー

クラッカー

クラッカーも実は、ビスキュイの一種です。

クラッカーの起源は、アメリカで、軍隊の食糧であった乾パンで、ビスケットやクッキー、サブレのような焼き菓子ではないのです。

クラッカーは、ビスキュイですが、甘い味のクッキー、ビスケット、サブレとは違い、塩味で、パンに使われる「イースト」が使ってあります。

クラッカーは、ビスケット、クッキー、サブレが糖分と脂肪分がたっぷりなのに比べると、ほぼ無糖で脂肪分も少なめです。

見た目は表面に穴があり、食感は一番軽く淡泊な塩味で、お菓子とパンの中間のようなものです。

クラッカーという名前の由来は、焼いている途中にクラッカーが鳴る音から来ているという説と、英語の「クラック」からきているという説があります。

全て、同じビスキュイですが、その違いは、原材料の配分だということがわかりましたね。

名前が違うのは、日本だけ?外国でのちがい

ビスケットやクッキー、サブレにクラッカー全て歴史があり、外国の文化が日本へ入って来たものであることがわかりました。

そこで、また新たな疑問が発生しますね。

小麦粉を使って焼き上げたお菓子の総称は、ビスキュイといいますが、日本では、それぞれビスケット、クッキー、サブレ、クラッカーと名前がありますが、起源となった国ではどう区別されているのでしょうか。

イギリス

イギリスでは、小麦粉、砂糖、バターなどを入れて生地を作り、練って焼いたお菓子を全てをビスケットといいます。

アメリカ

アメリカでは、小麦粉、砂糖、バターなどを入れて作った焼き菓子全般をクッキーいい、ビスケットとは、スコーンやパンに近い焼き菓子を指します。

フランス

フランスでは、小麦粉、砂糖、バターを入れて作った焼き菓子をビスキュイといいます。

また、ビスキュイよりもバターが多くサクサクした食感が特徴で、フランス独特の焼き菓子がサブレです。

日本

外国では日本のように、ビスケット、クッキー、サブレ、クラッカーと名前を分けていません。

分けているのは、日本だけなのです。

では、なぜ日本では呼び名を分けているのでしょうか。

実は、日本でもビスケット、クッキー、サブレ、クラッカーの正確な定義は無いのです。

特にクッキー、ビスケットについては、日本に伝わったてきた国の呼び名そのままが使われています。

しかし、一応基準として、日本のお菓子メーカーのほとんどが加入している「全国ビスケット協会」が原材料の配分割合によりビスケット、クッキーの違いを定めたのが始まりです。

正確な定義でないのですが、全国ビスケット協会は原材料の糖分と脂肪分の配分割合が40%以上だと、クッキー、40%以下だとビスケットとしており、お菓子メーカーはその基準に基づいて売り出しをしています。

また、サブレ、クラッカーについては厳密には定められていません。

特徴は、サブレは、クッキーよりもバターが多く、ベーキングパウダーが使われていないこと、クラッカーは、イーストが使われていて、甘くない塩味だということです。

しかし、なぜ日本では呼び名を分けているのでしょうか。

クッキーの文化が入ってきた終戦後は、ビスケットよりもバターや砂糖などの原材料がクッキーの方が多く含まれており、高級だというイメージがあったためだと考えられています。

要注意?違いを知らずに食べていると太る?気になるカロリーは?

さて、ここまでビスケット、クッキー、サブレ、クラッカーの違いをみてきましたが、バターや砂糖がたっぷり入っていることがわかりましたよね。

そこで気になるのは、カロリーだと思います。

ということで、それぞれのカロリーを調べてみました。

ここでは、日本で売られている一般的なものを紹介します。

ビスケット、クッキー、サブレ、クラッカーは一枚10g以下だと考えます。

ビスケット

522kcal / 100g

クッキー

518kcal / 100g プレーン
525kcal / 100g バター

520kcal / 100g チョコチップ

サブレ

495kcal /100g

クラッカー

492kcal / 100g

いかがでしょうか。

意外な結果が出たような気がしますね。

サブレは、バターがビスケットやクッキーより2倍以上入っているにも関わらず、カロリーが低いのです。

もう一つ意外なのは、ほとんど無脂肪、糖分少なめなクラッカーのカロリーが高いということです。

クラッカーはクリームチーズやジャム、または、食事の際にオードブルとして上に何かを乗せて食べてしまうことも多く、さらに高カロリーになる可能性もあります。

しかし、そのままの数字を見るとさほど変わらないのですね。

ビスケット、クッキーやサブレ、クラッカーの主原料は小麦粉で、炭水化物になり糖質となります。

糖質と脂質はダイエットには要注意ですので、食べ過ぎはよくないですね。

だからといって、ストイックになりすぎるのもよくありません。

カロリーやダイエットも大事かもしれませんが、一番はおいしいと思って食べることです。

一説には、おいしいと思って食べると太らない、罪悪感があると太るなんていう説もありますので、食べ過ぎなければ大丈夫です。

楽しいティータイムになることが一番ですね。

ビスケットとクッキーとサブレ、クラッカーの違い まとめ

ビスケット、クッキー、サブレ、クラッカーは、全て小麦粉を使ったお菓子でビスキュイといわれていたのが原点です。

イギリスでは、小麦粉からできた焼き菓子を全てビスケットといいます。

アメリカでは、クッキーといい、フランスではビスキュイ、サブレといい、このサブレはバターの含有率が高いです。

クラッカーは、お菓子というよりどちらかというと、パンに近いものになります。

ビスケット、クッキー、サブレ、クラッカーと名前を分けているのは日本だけです。

その定義は、正確ではないものですが、原材料の糖分と脂肪分の配分割合が40%以下だとビスケット、40%以上だとクッキーと呼びます。

サブレとは、ビスケットやクッキーよりもバターが多く使われていて、ビスケット、クッキーに使われているベーキングパウダーは使われていません。

クラッカーは、イーストが使われていて、どちらかというとパンに近い塩味の物をいいます。

気になるカロリーは、それぞれさほど変わりません。

次にお買い物に行く際にこれはビスケット?クッキー?それともサブレ?クラッカーかなと選ぶ楽しみができたのではないでしょうか。

せひ、気にしてみてくださいね。

カロリーにとらわれるだけではなく、楽しみながら食べることが大事です。

 

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