お宮参りというと何だかかしこまって緊張してしまいますね。
最近は「お宮参り」というとスタジオで写真を撮ることがメインになっており、儀式というよりも親が楽しむイベント化してきているように感じます。
今回は本来、お宮参りとは何のためにするのか、誰といつ行くのか、また神社で恥をかかないために流れと注意点をご紹介します。
目次
お宮参りとはなに?
お宮参りとは、その土地の氏神様に生まれた赤ちゃんの健康と成長を願う赤ちゃんにとっては初めての儀式です。
最近は写真スタジオで写真を撮ることがメインになっている傾向がありますが、本来は氏神様への報告であって、写真撮影はあくまで「記念」です。
実はお宮参りをする神社は決まってはいません。
参拝する時期の30日前後は、はお母さんが里帰りしていることも多いことから、出生地の神社でも、実際に育っていく地域の氏神様が祀られている神社でも、どこでも構いません。
赤ちゃんやお母さん自身の体調を考慮して無理のないようにしましょう。
神社によっては御祈祷の予約が必要なところや、御祈祷自体をされていないところもありますので事前に調べておくことをオススメします。
お宮参りはいつ誰と行くの?
お宮参りはいつ行けばいいのでしょうか。
お宮参りにはいつ行けばいいの?
地域によって若干異なりますが、男の子は生後31日目、女の子は生後32日目にお宮参りするのが正式といわれています。
生後30日前後ですので、現在では1ヶ月健診を終えた後ぐらいにお参りをすることが多いです。
誰と行けばいいの?
正式にはお宮参り当日はお父さんのお母さん、つまり、おばあちゃんが赤ちゃんを抱っこしてお宮参りをします。
お宮参りは、赤ちゃんの健康と成長を願うだけではなく、昔は、お母さんのお産の忌明けの行事としてもおこなわれていましたので、お父さんのお母さん、つまりおばあちゃんが抱っこをすると決まっていましたが、忌明けの意味も薄れた現在は誰が抱っこするのかもあまり決まってはいません。
準備はどうすればいい?
気になるが、お宮参りをする際の準備ですよね。
まずは、日程の調整です。
写真撮影をするのかしないのか、撮影するのであればお宮参りと同じ日にするのかを決めたり、お参りする神社へ日程の調整をすることになります。
もちろんおじいちゃん、おばあちゃんへの連絡も忘れてはいけませんね。
何を着せればいい
本来なら、赤ちゃんの服装は、お母さんのお父さん、お母さんである、おじいちゃん、おばあちゃんが男の子には羽二重の熨斗目(のしめ)模様、女の子には縮緬(ちりめん)や綸子(りんず)の総模様の着物を用意し、赤ちゃんにかけてあげるのが正式です。
この風習も着物をもらっても保管に困るといったことや、写真撮影をすると着物のレンタルもできるので段々と薄れていっています。
また、現在は和装でなくベビードレスを赤ちゃんに着せてお宮参りすることも多いです。
神社へ参拝する際の準備
神社へお参りて御祈祷してもらうにはまず、神社への予約が必要です。
御祈祷してもらうための初穂料も事前に神社へ確認しておくと安心しますね。
神社側から金額を指定されることが多いですが、中には特に金額の指定がない神社もあります。
大体の相場は5,000円ほどです。
神社側から金額の指定がない場合には、3,000円から10,000円を包みます。
ここで注意しなければならないのが、お祝儀の袋です。
紅白蝶結び、または白い封筒の上段に「御初穂料」または「御玉串料」と書き、下段には赤ちゃんの名前を書いたものを用意します。
神社での流れと注意点
準備が整い、さあ、お宮参り当日です。
初めてのお宮参りとなると少し緊張もしますね。
神社での作法
お宮参りをする際の作法は初詣の時にお参りするのと同じです。
境内の手洗い場で左手、右手の順洗い、次に口をすすいでからお賽銭を入れ鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼をしてお参りします。
御祈祷をお願いしている場合には、神社の事務所に声をかけてから初穂料を渡し、神主さんや巫女さんの指示に従い御祈祷を受けて終わりです。
もし赤ちゃんがぐずってしまった場合には、そっとその場を出てしまっても大丈夫です。
生まれて間もない赤ちゃんはいつぐずってもおかしくはありませんので、安心してください。
お宮参りはいつ誰と行くの まとめ
お宮参りと聞くとかしこまってしまいますが、赤ちゃんの健康と成長を願って神社へお参りする赤ちゃんにとって初めての儀式です。
正式には、お父さんのお母さんであるおばあちゃんが赤ちゃんを抱っこして、赤ちゃんが成長する土地の氏神様へお宮参りをしますが、現在では場所や形式は様々になってきています。
お宮参りをする際には、スムーズに行くように事前の準備がとても重要になりますので、必ず神社へ問い合わせをし、予約、金額の確認を忘れないようにしておきましょう。
時代や形は変わっても、生まれてきた赤ちゃんの健康と成長を願う気持ちには変わりはありませんね。
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